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これぞ究極の神頼み!お守りを握りながらスロット打ってた依存症時代

僕は依存症時代、ほとんど毎日のようにホールに行っていました。

 

当然、毎日のように負け続けていたので、どんどんお金はなくなり、借金も増えていきました。

 

どこからそんなお金が出てくるのか、今となっては不思議なくらいですが、とにかく使ってはいけない支払いのお金もすべてスロットにつぎ込んでいました。

 

ですから、もう負けがこんできて資金もギリギリな状況になってくると、何を考えるのかというと、「神頼み」なんですね。

 

 

お守り3つに守られた完全装備

神社に行って、金運のお守りを3つくらい買うんです。ひとつは5円玉みたいな形をしたもの、もう一つはオーソドックスなお守り、そしてもうひとつは鈴のついた、小さな巾着みたいな形のものでした。

 

そして、5円玉みたいなお守りを財布の中に、鈴のついたものをカバンにぶら下げ、最後にお守りの形のものを胸ポケットに忍ばせるんです。

それが僕の中での完全装備だったんですねw。

 

 

そしていざ、ホールに出陣するのです。

なぜそんなにお守りが必要なのかというと、「そうでもしないと怖くて打てない」というところまで追い詰められていたからです。

 

どんどんお金は減っていくし、当たる気配もないし、でも使い込んだお金は取り返さないといけないしで、打つのも怖い、でも打たなきゃならない、そんな異常な精神状態でホールに向かっていたんです。

そこでもう打たなきゃいいのに、その選択肢はなくて、完全なる依存症状態でした。

 

 

さて、万全の装備をした僕はどうなったかというと、まずは小手調べに、1万、2万と負けていきます。

「やばいやばい、当たれ当たれ・・・」もう真っ青になりながら、黙々とお金を入れていきます。

 

そして3万、4万と負けていき、いよいよ手持ちが残り1万になってくると、どうなるか。

 

 

 

お守りを握りしめて打ってるんですよ(爆)

 

青い顔して冷や汗かいたおっさんが、お守り握りしめながらスロット打ってるって、いや~もう、どんだけ~~~~!!!って感じですw

 

 

もう本当に僕の黒歴史で、人に知られるのも恥ずかしすぎる話なんですけど、その頃がもう末期でしたね。

この頃はもう本気で死にたいって思ってた時期で、ちょっとしたきっかけがあれば、本当に死んでたかもしれないなって今でも思うんですよね。

 

この頃の僕の頭って、多分本当に狂っていたと思います。正常な判断ができず、いつも何かに追い詰められている状態でした。

 

 

 

そしてとうとう手持ちの資金もつき、夜の公園のベンチに座って放心状態。

 

「なんで俺ばっかりこんな目に?そんなに悪いことしたのか?神様なんていないんだな・・・」

とかなんとかつぶやいていましたね。

 

 

神様はいたよ

そんな時を経て、今僕はとてつもなく幸せで、平和な毎日を過ごせるようになりました。

毎日が楽しくて、色々なことに感謝して生きることができています。

 

 

僕があの時買った3つのお守り、実は今でも持っているんですよね。

だってこのお守りは、絶対的な効果があったんだって思うからです。

 

あそこでもし勝っていたら、僕は今でもスロットしていると思うんです。あそこで神様が助けてくれていたら、「また助けてもらえる」と思っているんだろうなと。

 

だから、神様はあえて負けさせてくれたんですよ。どん底まで落としてくれたんです。「こんなところに二度とくるなよ」と。

僕はそう思うことにしてるんです(^^)。

 

 

パチンコ・スロットが原因で自殺する人もいます。僕は死ぬ勇気もない小さな人間ですが、この頃は自殺する人の気持ちにかなり近かったと思います。もうちょっと心がネガティブになっていたら、本当に死んでいてもおかしくないところまでいってました。

 

 

でも、こんな僕でも人生をやり直すことができています。ですから、あなたは大丈夫です。

必ずギャンブルなんてやめることができます。

 

心を軽く持って、とにかく毎日こうつぶやいて下さい。

「自分はもうギャンブルなんてやめたんだぞ!!!」と。

 

それを続けるだけで、必ずギャンブルなんてやめられます。

 

 

 

コウジでした(^^)

 

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コウジ

小学生時代から親についてパチンコ屋に出入りをし、高校生時代には早くもパチンコ依存症を発症。

大学時代、社会人時代と依存症を悪化させ、作った借金は総額1500万円にのぼる。

22年間のギャンブル依存症生活を抜け出し、しあわせな日々を取り戻す。

依存症に苦しむ人たちに、依存症を抜け出す手助けをしたいとブログを開設。

 

コウジの依存症遍歴