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まっちゃんの問いかけが依存症を物語る「パチンコ屋を黒字にするために?」

ダウンタウンのまっちゃん(松本人志)が5月10日の「ワイドナショー」で発言した言葉が、すごく核心をついていますね。

 

「パチンコの件に関してすごく不思議なのは…」と話し出すと、「(行政は)『パチンコ店を締めろ』と言う。パチンコ屋は『締めると、これだけの赤字になるから閉めることができない』と言う。『こんだけの赤字なんや!』と。それを聞いて行く客は、パチンコ屋を黒字にしに行くわけですよね? どういうモチベーションなんだろう」と首をひねった。

「(客は)『俺だけは負けへん!』って思っているのかな。不思議」とつぶやいていた。

引用:https://www.sanspo.com/geino/photos/20200510/owa20051011340005-p1.html

 

 

これはもう、ギャンブルをしない人の疑問を的確に表していると言ってもいいですね。

ホールが黒字になるということは、確実に客は負けるわけです。それをわかっていて、客はホールにいくわけですよね。

なにしろ、ホールによっては1日店を閉めるだけで1.000万円もの赤字になると言います。ということは、1日に1.000万円以上の売上があるということですよね。それはすべて、客から奪っているわけです。そんなところに、カモがねぎしょってのこのことやってきてくれるわけです。

普通に考えたら、行くべき理由なんて1ミリもないはずなんですよね。

 

にもかかわらず、パチンコにいく人間は後をたえない。

「自分だけは負けない」思考でホールに通う。

 

これがギャンブル依存症というものです。

 

ホールにいる客に「依存症ですか?」と聞くと?

ギャンブル依存症は、誰もが

・自分はまわりのやつとは違う

・自分だけは負けない

・自分は依存症ではない

 

と思っています。

実際、この自粛ムードの高まる時期にホールにいる客に、「あなたは依存症ではないですか?」と聞くと、ほとんどの人が「自分は依存症ではないよ。ちゃんと計画的に遊んでるから」と答えています。

 

こんな状況下でさえ、ホールにいくのが我慢できない人が、計画的に遊んでいるわけがありませんよね。まして、この超ド回収モードの時にホールに行くなんて、自分からお金を捨てに行っているだけの行為です。

 

この脳を焼かれた状態こそが、ギャンブル依存症というものです。

 

 

コロナ問題で浮き彫りにされたギャンブル依存症

今回のコロナ問題によって、ギャンブル依存症というものの恐ろしさが、改めて世間に知らしめらました。

これまでギャンブル依存症に関心のなかった人でも、「ギャンブル依存症はここまでやばいのか」と感じた人が多いでしょう。

 

このイメージは、コロナ問題が去ったあとも確実に尾を引くと思いますし、「パチンコなんて排除しろ」という世論は今以上に高まることが予想されます。

 

自粛要請を蹴って営業を続けたホールは、短期的には売上を確保したかもしれませんが、長期的には自分で自分の首を絞めましたね。

 

そもそも、日本社会にパチンコなんて必要のないものがこれまではびこってきたことが問題であり、それが今回の一見でより鮮明になったとも言えますね。

 

 

パチンコ業界はギャンブル依存症によって支えられている

パチンコ業界は、ギャンブル依存症によって支えられているビジネスです。

 

「適度に遊ぶ遊技です」などと嘘ぶいたところで、業界が求めるのは依存症客だけです。

ですから、業界が本気で依存症問題に取り組むことはありえないのです。

 

なので依存症患者をゼロにするには、パチンコそのものを無くすしかないのです。

 

今後数年で、パチンコというものの存在意義はますます薄れ、忌み嫌われていくでしょう。

 

一日も早く、パチンコ業界がなくなることを願います。

 

コウジでした。

 

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コウジ

小学生時代から親についてパチンコ屋に出入りをし、高校生時代には早くもパチンコ依存症を発症。

大学時代、社会人時代と依存症を悪化させ、作った借金は総額1500万円にのぼる。

22年間のギャンブル依存症生活を抜け出し、しあわせな日々を取り戻す。

依存症に苦しむ人たちに、依存症を抜け出す手助けをしたいとブログを開設。

 

コウジの依存症遍歴