依存症

パチンコに行くかわりに行くべきおすすめの場所~依存症を克服するために

パチンコやスロットがやめられらず、毎日のようにホールに行ってしまう。

なんとかしてホールに行かないようにしたい。

 

そんな思いで毎日葛藤と後悔を繰り返していませんか?

 

そこで今回は、依存症歴22年の僕が、パチンコ、スロットに行きたくなったら代わりに行くべきおすすめのスポットを上げてみたいと思います。

 

 

もっとも重要なことは考え方を変えること

パチンコに行かないで済む方法を上げるまえに、まずみなさんに伝えたい重要なことがあります。

それは、どうやったら行かなくなるかよりも、「どうやったら自分の考え方を変えられるか」のほうが大事だということです。

 

 

いろんなサイトを見ても、おすすめスポットはたくさん書いてあります。ですが、重要なのはどこに行くかではなくて、それが自分の考え方に影響を与えられるかどうかなんです。

 

 

 

また、お金をもたないようにするとか、パチンコ屋に近づかないようにするというのは、依存症状態の人には至難のわざです。それができないから依存症なんですよね。

そもそも、外に出ればあちこちにパチンコ屋がありますし、いつもお金を持たずに外出することも難しいですよね。

 

ですから、方法論よりも先に、心の変化をどうやって起こすかが大事なんです。

 

 

心の変化が起こるような行動を色々とやってみる、そのうちに「パチンコなんか行かなくても、世の中楽しいことっていっぱいあるんだなあ」「パチンコ行かないだけで、こんな気持になれるんだなあ」と、何かの気づきを得られることが大切。

それが少しづつ積み重なって、いつしかパチンコを辞められるものなんです。

 

パチンコを我慢するというよりも、小さな気づきを自分の中にたくさん積み重ねていく、これが最善です。

 

 

結局は自分しだいだと自覚する

ギャンブル依存症は、本人だけの責任ではないと僕は思っています。

やはりそういう環境を許している日本という国が悪いと思いますし、依存せざるをえない遊技台を作るメーカー、適度に遊ぶ遊技だとかいいながら適度に遊ぶことが不可能なホール、搾取することしか考えない業界がもっとも許せない存在だと思います。

 

一度行ってしまうと抜け出せなくなるように仕向けられている環境の中で、そうそう抜け出すのは困難です。

 

ですが。

 

やはりそれでも、結局はホールに行ってしまう自分に責任があるのは間違いないです。

まず、自分がそうした環境に取り込まれてしまったことを認めことが第一歩です。

 

 

依存症の人の多くが、こんな思考におちいっています。

 

・なぜ勝てないんだ!ぼったくりすぎだ

・こんな少ない資金じゃ勝てるわけない!もっと小遣いくれよ

・夕方から行ってもいい台がないんだよ、仕事さえなければ・・・

・神様、どうして俺ばっかり負けるんですか。ひどすぎる

 

 

長らくパチンコに浸かってしまった人は、自分からホールに行っていることは頭の中からなくなっていて、ホールに行くことは当たり前のことになってしまっています。

その上で、店が悪い、お金をくれない家族が悪い、時間がないなど、何かしら人のせいにする思考回路になってしまいます。最終的には、神頼みをして、その神様にさえ八つ当たりします(まさに僕のことですw)

 

何かのせいにしないとやっていられない、それが依存症思考です。この思考こそ、パチンコをやめられない根本的な原因となっているのです。

 

 

こういう思考になってしまっている人がまず最初にするべきことは、「すべては自分しだいなんだ」ということに気づくことなんです。

 

 

自業自得

 

このわずか4文字にすべてが集約されています。

 

 

まず、

自分からすべてが始まっているんだと自覚しましょう。

気づきましょう。

 

受け入れましょう。

 

それをはっきりと自覚してからでないと、どんな方法をとってもパチンコはやめられません。

 

そこがスタートです。

 

 

心の変化を育んでくれる場所へ行こう

そこに気づいた上で、パチンコに行くわかりに行きたいおすすめの場所を紹介していきます。

大事なのは、その気づきを膨らませてくれるところ。パチンコ以外にこんなに楽しいことがあるんだと気づかせてくれる場所がグッドです。

 

それでは前置きが長くなりましたが、僕のおすすめの禁パチスポットを紹介していきます。

 

 

パチンコに行きたくなったら行くべきおすすめの場所

神社

禁パチスポットとして、神社は最高の場所です。

できればちょっと遠出して、普段はいかないようなところにいくのがおすすめです。

そうすることによって、新鮮な気持ちになることができます。

 

そして神社に行ったら、神様にお願いするのではなく、宣言しに行きましょう。

「パチンコやめられますように」ではなく、「神様、僕はパチンコをやめます」と誓ってきて下さい。

 

辞めれるかな、どうかなという不安はあってもかまいません。とにかく宣言してきて下さい。

 

お願いするのはただの「神頼み」です。

それは他力本願です。これまでの自分と一緒です。

 

「やめるのは自分なんだ!だから自分が頑張るしかないんだ!見ていて下さい神様!」

これが正しいお願いです。

 

 

神様は自分の中にいる

神様は自分の中にいます。神様は自分が作り上げているものだからです。

それがよい神様か悪い神様かは、すべて自分しだいです。

 

あなたギャンブルをやめられないのは、あなたの頭の中に悪い神様がいるからです。貧乏神ってやつです。

ホールに行きたい、パチンコで勝ちたい、これらはすべて、あなたが自分で頭の中に生み出している貧乏神です。

 

神社へ行って、神聖な空気を吸って下さい。そして、あなたの中の毒素と一緒に、あなたの中の貧乏神を福の神と入れ替えてきて下さい。

神頼みをするのではなく、神様に誓ってくるんです。僕はパチンコをやめますと。

 

「自分で自分の考え方を変える」

神社というものは、そういうきっかけを与えてくれる場所なのです。

 

 

本屋

本屋に行くのも非常に有効です。できれば、たくさん本が置いてある大型の本屋がいいですね。

どうしてもパチンコに行きたくなった時、かわりに本屋にいくようにすると、ホールにいく気持ちを薄れさせてくれます。

 

本屋には非常にたくさんの本があります。その中でまったく興味のある本がない人はいないでしょう。

普段はギャンブルで頭がいっぱいになっていて気づいていなくても、本のタイトルを見れば、「なんかこれ面白そう」と思うものがたくさんあるはずです。

 

パチンコに使ったつもりのお金で、漫画でもなんでもいいので本を買って家に帰って読むんです。

そうすると、わずかな本代だけでホールに行くことを避けられます。

 

 

おすすめの本は、ギャンブル依存症関連の本です。やっぱりお金を出して読む本は、内容に共感しやすくなりますし、依存症の怖さやパチンコの現状を理解すると、自分の中で「パチンコをやめる」という自覚が生まれやすいです。

 

依存症を抜け出すために重要なのは「自分の考え方を変える」ことなので、本を読んで心境の変化を生むことは非常に有効ですね。

 

 

プチ旅行・一人旅

これも非常におすすめです。

日帰り旅行ならたいしてお金もかからずにすみますし、ちょっと電車で、行ったことのない場所に行ってみるだけでもOKです。

 

関西ワーカーとか、そういうお出かけ系の雑誌を読んでどこに行くか調べてみるだけでも楽しいです。パチンコ以外のことで心をワクワクさせられることを作るのが有効なんです。

 

 

僕は関西に住んでいるので、ときどき京都に行ってみたりしましたね。

 

電車で50分くらいでつきますし、街並みが全然違って、とても新鮮な気持ちになれます。もし今日ホールに行っていたら、この新鮮な気持ちにはなれなかったな~なんて感じたものです。

 

そして京都で、鶏肉で有名なお店でお昼を食べたりしました。やっぱり普段と違う食事はめちゃめちゃおいしくて、来てよかった~と感慨深くなりました。

 

日帰りの温泉旅行も行きましたよ。1万円もかからずにいけますし、本当にリフレッシュできます。

 

 

旅行って、ほんとに新鮮な気持ちにさせてくれるので、毎日ホールと家との往復しかしていない人は、絶対に行って見て下さい。

どうせホールに何万円も負けるのなら、思いきって一泊旅行くらいしてみてもいいと僕は思います。

 

「ギャンブルにいかなければ、こんなに色々と楽しめるんだな」と感じることが大切です。

 

 

 

スーパー銭湯

あんまりお金を使わずにリフレッシュしたいなら、スーパー銭湯なんかもいいですね。

だいたい700円~1000円もあれば、ひろ~いお風呂やサウナ、電気風呂など色々なお風呂が楽しめる上、1日中時間を潰すこともできます。

 

 

スーパー銭湯には漫画コーナーや食事処があるところも多いので、ひとっ風呂浴びてご飯を食べ、またひとっ風呂浴びたら漫画コーナーでゴロゴロ漫画を読む。

こんな幸せな時間を過ごすことができます。

 

 

僕は重度の肩こりなので、パチンコに行くと頭痛や吐き気をもよおしていることが多かったので、ホールに行く代わりにお風呂に行くという習慣を取り入れたことで、幸せを感じる度合いがとても大きかったですね。

電気風呂でリフレッシュし、サウナに入り、水風呂を浴びる。本当に気持ちいいですよね。

 

そうこうしているうちに半日くらいはダラダラと過ごせるので、無駄にパチンコに行って嫌な思いをせずにすみます。

 

 

 

買い物

ギャンブルにはまってしまうと、どうしても余計なお金は使わずに軍資金に回そうという思考にとりつかれてしまいます。

ですが、パチンコで何万円も負けるくらいなら、おしゃれな洋服や雑貨のひとつも余裕で買えるはずです。

 

僕もギャンブルに夢中になるあまり、服装や身だしなみには本当に無頓着になり、毎日同じような服で、ひげすらも剃るのが面倒でそのままホールに行ったりして、ひどいものでした。

 

 

ですがそんな僕でも、やっぱりそれなりにちゃんとしたおしゃれな服だって着たいし、部屋のインテリアとかも、きれいにしたいという気持ちもある人間なんですよね。

ただ、ギャンブルに気を取られすぎて忘れてしまっているだけなんです。

 

 

なので、パチンコに負けたつもりでちょっといい服を買ったり、カーテンを新調してみたり、家電量販店に行ってパソコンを新しく買ったりしてみたものです。

 

すると当然軍資金もなくなるので、パチンコに行かなくてすみます。

 

しかも、そうやって買った服やパソコンって、絶対に買ったことを後悔しないんです。

 

たとえ後でパチンコにいってしまい、負けてしまっても「パソコンさえ買わなければもっと勝負できたのに」みたいな後悔って起こらないんです。

 

 

買ったものはもう僕のものであって、パチンコとは別物という感覚になっているので、振り返ってみても「買っといてよかった~」っていう気持ちになれます。

 

ですので、パチンコに意識が行き過ぎて他のことに興味がいかない人も、いったん冷静になって、何か今欲しいものがないか考えて見て下さい。

絶対にひとつやふたつは、欲しいものがあるはずです。

 

できればそれらをリストアップして、買えそうなものから買ってみましょう。

 

 

ものを買うことにはこんなメリットが

新しいものを買うということは、新しいものが自分の身の回りに増えるということであり、それは新しい自分になると言うことです。

これまでの自分の生活に新しい風が吹きます。

 

 

例えばちょっと奮発しておしゃれな服を買ったら、それを着るだけで今までと違うシャキッとした気持ちになれますよね。自分の中に心地よい変化が生まれるはずです。

 

さらに、もうひとつメリットがあります。

人間というものは、同時に色々なものを手にすることはできません。何かを手に入れるためには、何かを失うんです。

 

つまり、新しい服を買うためには、パチンコの軍資金を失わなくてはいけません。そしてそれは、「失ったほうがよいもの」ですよね。それなら、何も迷うことはないはずです。

新しいものを手に入れ、しかも悪しき習慣も失うことができるのですから、メリットだらけです。

 

ちなみに僕が今までに買ったもので、自分の気持ちをリフレッシュしてくれたもの、依存症脱出に貢献してくれたものをピックアップしてみます。

 

身につけるもの

・スーツ ・ズボン、服、靴 ・カバン ・コート ・ブレスレッド

 

部屋のインテリア

・ブラインドカーテン ・ソファー ・カーペット ・パソコン ・本だな パソコンデスク ・パソコンリクライニングチェアー

 

リフレッシュグッズ

・電気マッサージ器 ・低周波治療器

 

その他

・お守り ・本 ・スマホ ・スマホ用無線イヤホン ・スマホケース

 

 

 

やっぱり新しいものを買うと、そのたびに新鮮な気持ちになれますね。

特に服や靴など身につけるものや、部屋のインテリアグッズは、心境に大きな変化をもたらせてくれます。

とくにそれなりに値段の高いものを買うには、必ずパチンコに行くことを我慢しないといけなくなるので、その効果は大きかったです。

 

 

ただし、注意してほしいのは、「パチンコに勝ったから買う」のでは意味がありません。

「パチンコに行くつもりのお金で買う」のが重要です。もちろん、欲しいものを買うためにパチンコで勝負するなんて論外ですよ。

 

ここを間違えるとなんの意味もありませんので、注意して下さい。

 

 

美味しいものを食べに行く

何か美味しいものを食べにいくのもいいですね。

僕はよく、ラーメンや焼き肉、イタリアンなどを食べに行っていました。

どうせ負けるくらいなら、ちょっと奮発して昼間っからいいもの食べてやろうって感じでしたね。

 

それでも、ラーメンなんて高くても900円くらいですし、焼き肉でもランチなら1000円前後です。ご飯もおかわり自由で、おいしいお肉をお腹いっぱい食べられます。イタリアンなんかも、昼ならサービスランチみたいなのがあるので、高くても1500円くらいでした。

 

パチンコに行けば、1500円なんて10分も持ちませんよね。

そう考えると、なんて法外な遊技なんだろうとゾッとします。

 

そんなものにお金を使うくらいなら、美味しいものにお金を使って幸せな気分にひたるほうがはるかに有益です。

一生懸命おいしいものを作ってくれた人に正当なお金を支払う、これほどまっとうな生き方はないでしょう。

 

 

高級ホテルのロビー

ちょっと意外なところで、高級ホテルのロビーなんていうのもおすすめです。

 

ホテルのロビーって、誰でも入ることができますので、入るだけならタダです。

 

こういうホテルって、商談のビジネスマンや外国人、お金持ちの人などでにぎわっていて、自分の日常とはまったく違う世界観や空気があります。

 

自分の持っている一番いいスーツをきて、それとなくロビーに入ってその世界観に浸ってみるとよいでしょう。

「自分は何をやっているんだろう」という、よい意味での焦りや後悔を感じられるはずです。

 

 

世の中にはこんな世界で頑張っている人がいるんだなと肌で感じられるので、自分を変えたいという気持ちを生み出してくれます。

 

できれば、ロビーの喫茶店などで1000円くらいのコーヒーを飲んで帰るのがおすすめです。僕は大阪のホテルに何度も足を運んで、コーヒー飲んで帰ってました。

そのたびに、「とにかく頑張らないと」という漠然とした意欲が生まれたものです。

 

 

実家

現在実家を出ていて、長らく実家に帰っていないという人は、一度実家に帰ってみるのもおすすめです。

 

ただし、実家に帰ってお金を無心したりするのはだめですよ。純粋な心で実家に帰りましょう。

 

お父さんやお母さんもきっと喜んでくれますし、時の流れや自分の変化、色々なことを感じることができると思います。

「お母さん、年取ったなあ」とか、「親孝行しないとなあ」とか、色々な感情がわくかもしれませんし、慢性的にダラダラと過ごしていた自分から、何かやる気や意欲を持った自分にかわれるかもしれません。

 

今も昔も、やっぱり一番のパワースポットは「昔の自分がいたところ」なのかもしれませんね。

 

 

思い入れの深い場所

これはちょっと抽象的なんですが、例えば子供のころよく遊んで楽しい記憶のある公園だとか、自分の卒業した小学校とか、そういう「昔のよい思い出」がある場所は、自分を童心にかえらせてくれます。

 

僕は中学生のころ、初恋の女の子がいたんですが、まだ告白とかそんなのよくわからない年頃だったので、いつもその子の帰り道をそっと後ろからついて行って、背中を眺めて家に帰った記憶が今でも残っているんです(せつないでしょ?w)

 

あるときふと思い立って、パチンコにいく前にそのことを思い出して、その道に行ってみたんですよ。そしてその頃のことを思い出しながら、当時とまったくかわっていないその道を眺めていたら、無性に泣きたくなってきて、なんだか「パチンコなんてどうでもいいや」ってなったんですよね。けっきょくそれから1週間ちかく、パチンコに行こうという気持ちがまったくなくなったんです。

 

おそらく誰にでもそういう場所があると思いますので、ちょっと昔のアルバムをみたりして、そういう思い出の場所を振り返ってみるのもいいですよ。

 

意外と自分に大きな変化をもたらしてくれるかもしれません。

 

 

 

まとめ:気づきを得られる行動を選べば依存症を抜け出せる

ギャンブルをやめられるかどうかは、自分の考えかたを変えられるかどうかで決まります。

 

たとえ神社に行っても、自分の中に「パチンコに行きたい」という気持ちが強く残っていれば、やめることはできません。「パチンコに行きたい神様」があなたの中にいる以上、他の神様も何もできないのです。

 

ですから、「すべては自分の中にある」ということを自覚してから、自分の行動を選んでいく、これが依存症脱出のポイントとなります。

 

 

依存症の人の心の中には、「ギャンブルをやめたい自分」と「やめたいのに行ってしまう自分」が同居しています。

 

ですが、本当の自分は「やめたい自分」のはずです。

であれば、やめたい自分の気持ちをより育んでいくように、日頃の行動を考えていきましょう。

 

 

パチンコに行きたくなったら、ここで上げた場所に行ってみて下さい。そして普段では味わえない新鮮な気持ちにひたって下さい。そして、パチンコなんて行かなければこんなに幸せなことがあるんだという気づきを積み重ねて行って、パチンコになんか興味がなくなっている自分に変わっていきましょう。

 

きっとあなたならできるはずですよ。

 

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コウジ

小学生時代から親についてパチンコ屋に出入りをし、高校生時代には早くもパチンコ依存症を発症。

大学時代、社会人時代と依存症を悪化させ、作った借金は総額1500万円にのぼる。

22年間のギャンブル依存症生活を抜け出し、しあわせな日々を取り戻す。

依存症に苦しむ人たちに、依存症を抜け出す手助けをしたいとブログを開設。

 

コウジの依存症遍歴