年に数回行われるファン感謝デー。
テレビなどの大型家電や旅行など、豪華賞品が当たるイベントとなっていますが、こんなものただの客寄せの罠だということはご存知ですか?
そもそも、ホールは広告規制によって大々的な宣伝ができません。そのため、ファン感謝デーはホールにとっては、数少ない客引きのイベントとなっています。
もちろん景品を用意する経費もかかりますから、ホールは当然軒並み回収台となり、いつも以上に勝てなくなります。そのうえ、抽選で豪華表品が当たる確立は限りなく低いです。少なくとも僕は当たったことはありません。
唯一、他のお客さんが自転車を当てているのをみましたが、自転車なんてその日負けていたお金で余裕で買えます。
ファン感謝デーのくじ引きのからくり
このファン感謝デー、実はランダムに抽選をしているようで、完全なるできレースであるって知っていましたか?
もちろん景品は本当にホールが用意しているので、当たらないようにしているというわけではありません。ホールとしては、用意した景品は全部お客さんに持って帰ってもらってよいのです。
ただし、その抽選はホールのやりたいようにコントロールできるのが実情なのです。
まずホールは、実際の景品を用意します。
そしてこの景品の抽選をするクジは、あらかじめ当たりくじとハズレくじが別々に分けられてホールに届きます。
つまり、ホールは最初から当たりくじとハズレくじがどれかわかっているわけです。当たりくじに対して、ハズレくじは大量です。規模の大きなホールほどはずれくじの割回は大きくなるので、そうそう当たる確立ではありません。
そしてこの当たりくじを適当に抽選箱に入れるかというと当然そうではありません。
例えばファン感謝デーが3日間続く場合を考えてみましょう。
15枚の当たりくじがあるとすると、3日分に3等分します。なぜなら、当たりが初日に偏ってしまうと、後半にだれも楽しめなくなるからです。あくまで景品はイベント中、客を呼ぶためのえさですから、まんべんなく当たるように最初から計算されているのです。
この3等分された当たりくじ1日分5枚を、14時と19時の2回にわけて配る箱に混ぜます。
1回配布枚数がだいたい500人程度のホールの場合、500枚のハズレくじ+当たりくじ2、3枚ということになります。
なので、ホールはその時の抽選でどの商品が何件当たるのか、最初からわかっているのです。
完全なる出来レースですね。
もちろん、一番豪華な1等賞などは、できるだけお客さんの多い休日の日に出したいところ。なので平日から休日にかけてイベントがある場合は、平日の当選はほとんど期待できません。
ファン感謝デーに対するみんなの評価
そんな出来レースであるファン感謝デー、実際のお客さんの感想はと言うと、はっきり言ってほとんど興味はないようです。景品なんていいからもっと出せよ、というのが共通の意見ですね。
実際に景品なんてほとんどの人が当たらないですから、余計に回収されて痛い目をみるだけです。
感謝するならもっと還元しろと言いたくなるのは当然です。
そもそも、誰に何を感謝しているんでしょう。
「たくさんお金を落としてくれてありがとう。これからも負け続けてね」そう言われているようにしか見えません。いや、実際そうなのです。
そんな感謝、いりませんよね。
結局はパチンコ屋がやることは、店が儲かるためのことだけであってお客さんにメリットのあることなんてひとつもありません。
ですから、パチンコなんて絶対にやめましょうね。