パチンコで勝つには、よく回る台を打て。
これは昔から言われていることですね。
パチンコには機種によって、ボーダーラインと呼ばれる「勝敗を分ける境界線」があります。
ボーダーの計算式はややこしいですが、「初当たり1回あたりの期待差玉」から、千円あたり何回転回る台を打てば、理論上勝てるのかを算出しています。
例えば、今人気のパチンコ「牙狼 月虹ノ旅人」のボーダーは
4円パチンコで
4.0円(25個)…17.9回転
3.5円(28個)…18.9回転
3.3円(30個)…19.5回転
3.0円(33個)…20.4回転
2.5円(40個)…22.2回転
となっていて、等価交換なら、千円あたり17.9回転する台を打てば理論上勝てるということになります。
今はわざわざ自分で計算しなくても、一般的なパチンコサイトにすべて記載されているので、誰でも調べることが可能になっています。
では、このボーダーを知れば、誰もがパチンコで勝てるのか?といえば、まったくそんなことはありません。
なぜボーダーを知っていても勝てないのか
ではなぜ、ボーダーを知っていても勝てないのでしょうか。
それは簡単な話です。
「ホールがボーダー以下の釘調整をするから」です。
つまり、回る台なんてないよということですね。
おそらく誰もが、パチンコのあまりの回らなさに絶句したことがあるでしょう。
本来、釘の調整は違法なはずですが、今でも当たり前のようにホールは釘をしめて営業しています。おかしな話ですが、それが現実です。
考えても見て下さい。
もしあなたがホール経営者なら、打てば打つほど客が勝つような釘調整をしますか?
ホールも1台何十万円も出して台を購入しているのですから、早くその分を回収したいですよね。
ですからそもそもの話として、客が勝てるような釘調整の台なんてほぼないということなんです。
回るかどうかを試し打ちしているだけで、あっという間に2万3万は負けることができます。
釘をみただけで判断できるならともかく、まずほとんどの人は打ってみないとわからないですよね。
ですから、ボーダーを知っていたところで、そんなに簡単に勝てるわけがないのです。
もちろん、ホールが甘い釘調整をすることはあるでしょう。
ですが、ボーダーというのはあくまで理論値です。1日2日では、大きく負け越すことも当然あります。
ですから、ボーダーの期待値通りの結果になるには、ボーダー以上の台をずっと打ち続けなければいけません。
しかし、そんな良台に自分だけが毎日座り続けることができますか?同じ考えのライバルたちを出し抜いて、ピンポイントでその台を選び続けることができますか?
それができないから、誰も勝つことができないのです。
ボーダーを意識するのは、誰もが通る道
パチンコやスロットをする人は、必ず「立ち回りやボーダーを勉強すれば勝てる」と考える時期があります。
ですが、現実には9割上の人がそんなものでは勝てないということに気づき、うちひしがれます。
そもそも、ボーダーなんてちょっと検索すれば誰でも調べられる知識です。
それを知ったくらいで勝てるのであれば、誰も負けませんよね。
今はスマホひとつでなんでも調べられる時代です。
昔はほとんどの人が、情報も知らずに趣味打ちをしていたので、知識のある人が圧倒的に有利に立ち回ることができました。
だからこそ、プロや専業の人が存在できたのです。
しかし、今はボーダーも潜伏も天井もゾーンも誰もが知っています。お年寄りでさえ、スマホひとつで情報を得られることを知っています。
そんな情報過多の時代に、ボーダーを知っているくらいで有利に立ち回ることなんてできないのです。
立ち回ることの難しさ
仮に、ボーダー以上の台を使うお店があったとしましょう。
ですが、今日はすでによい台は取られていて、めぼしい台はない状況。
そこで、あなたは帰ることができますか?今日は打たないという選択ができますか?
おそらく大半の人が、その判断ができないでしょう。
他にもいい台がないか、試し打ちしてしまいませんか?スロットを打ってしまいませんか?
ギャンブルとはそういうものです。
まとめ
今の時代、知識を得ることは簡単です。
ですが、客が情報を持っていることはホール側も重々承知なのです。
・甘い台は、より厳しく釘調整されます。
・それでも甘い台は、早々に撤去されます。
客に有利な状況を、ホールがずっと提供してくれるわけがないのです。
どんなプロも、ないものを見つけることはできません。ですから、もうボーダーや期待値という言葉に惑わされるのはやめましょう。
あなたには、あなたの人生を楽しむ権利があります。
ホールに搾取される人生はもう終わりにして、これからの未来を切り開いていきませんか?(^^)/