ギャンブル依存症の回想日記
某月某日。
少ない投資金を握りしめ、その日もスロット店へ行った日のことでした。
当時人気のあった機種、モンスターハンター。爆裂機として大勝ちも期待できる台ですが、リスクも大きく、なかなか勝負しにくい台でした。
しかし、その日はなんとモンスターハンターの台が全台爆発中。
どの台ものきなみ箱を積み、全台設定6濃厚か?と思われる状況でした。
その時の回想日記をどうぞ。
まじか。
もし全台設定6なら、確実に勝てる。しかもこの店なら全台系もじゅうぶんありえる状況だしな。
しかし、もし外したらやばい台だし。。どうしよう。
目の前には1台だけ空き台がある。データを見ると、初当たりも250ゲームまでに3回当たっているが、単発か2連で、出玉が伸び悩んで前任者がやめたと思われる。
現在ゲーム数は260ゲームだが、設定6の可能性は全然ある。
設定6なら、300ゲーム代でほぼ当たる。ハマっても天井はないはず。
資金は4万円。試すだけの資金もある。
悩みに悩んだ末、ここは一発勝負することに。これだけ周りが出ていて、この台だけ低設定は考えにくい。
そういう結論に達した。
打ち出して5千円、強スイカを引く。すると熱いあおりから、アイルービンゴチャンスへと発展した。
これはチャンス中、リプレイやレア役を引くことでビンゴのマス目が空き、縦横斜めのいずれかにビンゴが揃うとボーナス確定となるチャンスゾーン。
そこそこ当選するチャンスゾーンなので、これはチャンスだ。
・・・しかし、リプレイすらほとんど引けずにスルー。
資金に余裕もないので、ここはものにしたかった。。しかし終わったものはどうしようもない。また投資を続けるしかなかった。
500ゲームのゲーム数前兆をスルー。
600ゲームのゲーム数前兆をスルー。
まずい。ここまできたら天井一直線のパターンじゃないか?
設定が本当に6なら、天井に到達する可能性は低いはず。なくはないが、どうもこの展開は設定6ではない気がしてきた。。
でも他の台は相変わらず早いゲーム数であたってるし、連チャンも伸びている。高設定の挙動なんだよなあ。。
色々と悶々と考えながらも、投資するしかないゲーム数に。
800ゲームの前兆で、やっと熱い演出が。
きた!画面枠に稲妻が走る激アツ演出。体感的には80%くらいはボーナス濃厚な状況だ。
最後の演出でデカボタンが!これは当たった!
バシッ!意気揚々とボタンを押した。
「うわっ」
あれ?こっちが倒れたぞ?復活演出か?
おそるおそるレバーをONする。
復活してくれ。。当たってくれ。。
・・・・通常画面へ。
ガセだった。
マジで?なんであの演出ではずれんの?おかしくない?
もちろん100%ではないことは分かっていたし、ちょいちょい外れることも知っていたが、まさかここではないだろう!?きつすぎる・・・。
結局そのまま天井へ。
しかも最深部とも言える990ゲームまで引っ張られ、ようやくボーナス確定。
仕方ない。気を取り直してここから連チャンしてくれればいい。
すでに投資は2万7千円で、資金のほぼ3分の2は失っている。
ここでコケてしまうと、ほぼ勝ちはなくなってしまう。
まずはバーだけは避けたい。7が来てくれ。7,7,7,7・・・・
「バーを狙えー!!」
願いも虚しく、悪魔の叫びがこだまする。
結果、投資2万7千円、出玉59枚。
なんなのこれ。何をどうしろっていうの?59枚ってなんなの?バランスおかしいだろ?
僕は59枚を払い出し、箱に入れて席を立った。もはや追いかける気力もなかった。
打ち出しからわずか1時間で、僕は2万7千円を失った。いや、59枚あるから1000円は返ってきたな。。いや、どうでもいいや。
他の台は全台当たっている。出玉も伸びている。5台中で出ていないのは自分の台だけだった。
なんの罠なのこれ?
その後、打つでもなくホールを徘徊して、2時間が経過していた。
打つのも怖い、でも家に帰っても負けた分は取り返せない。
59枚でジャグラーを打ってみた。100ゲーム以内の台があったが、何事もなくスルーした。
夕方、もう一度モンスターハンターのシマを覗いてみた。
あれ?5台中3台が空いている?高設定台が捨てられているのか?
僕は各台のデータを見てみた。
おいおい、、どこが設定6だよ。いいとこ3か4しかない。空いていない2台の片方だけはたぶん6だけど、あとはいいとこ中間設定だ。
なのになんであんなに出玉感あったの?その時だけ当たりが集中してたのか?
完全にだまされた。ほんとに何も信じられない。。。
人が打っている台は、データをみることができない。大当たり表示になっているため、詳細なデータを見られない。
それなのに全台6だと思い込み、低設定台にホイホイお金をつっこんだばかな自分は、まさにホールの養分だった。
しかも今人が打っている2台のうち、1台は自分が打っていた台。
3000枚以上出ている。
死にたい。。。
まとめ
これを書きながら、当時の精神状態を思い出すと今でも吐き気をもよおしますね。
振り返れば本当にホールの養分だったなと、笑ってしまいます。
しかしその当時は本当にこんな心境でホール内を徘徊していました。
賢く立ち回っているつもりで、見事なまでにホールの思惑通りダメ台にお金をつぎ込んでいました。
この記事を読んで少しでも共感できる方は、今すぐギャンブルから足を洗いましょうね。大丈夫です、あなたも辞められますから!