パチンコ業界

天井が復活して喜んでいるスロット依存症の人、目を覚まして!

5.9号機でいったん排除された天井機能。

ですが、6号機になって一瞬にして復活してしまいましたね。

 

天井の復活に対して、多くのスロッターは喜んでいますが、これって、本当に喜んでいいことなのでしょうか?

 

 

天井があるからこそ打たされてしまう人間心理

5.9号機が人気が出ない理由のひとつが「天井がなくなったこと」。

 

天井がないから、どこまでハマるかわからない、だから怖くて打てないというのが、多くのスロッターの意見ですね。その気持ちはわかります。

その結果、ホール内では5.9号機はほとんど稼働せず、ほぼ放置された状態になってしまいました。

それだけ人は、安心できる要素を求めてるってことなんですね。

 

 

でも、この偽りの安心感こそ、スロットでどんどんお金をつぎ込んでしまう要因なんですよね。最悪でも天井で当たる、それは言い換えれば「天井までは打たざるを得ない」ということでもあります。

 

天井が999Gの台を600Gから打てば、最悪でも400Gで必ず当たります。「だから安心して打てる」っていうのは、冷静に考えれば異常な考えなんですよね。

400G回すということは、少なくとも1万円~1万5000円は捨てるということの裏返しです。

ですが、「それまでに当たる可能性も十分ある」という言い訳も作動して、自分に打ってもいい理由を追加します。

 

 

でも当たらない。当たらないんですよこれが。

 

 

 

そしてそこから100Gでも回してしまえば、もう後戻りはできなくなります。人に譲りたくないという心理が働きます。そして無事天井到達、ゴミみたいな出玉で終了。

 

これが天井の本当の役割なんです。

 

 

天井があるおかげで低設定の台がガンガン稼働する

スロットで勝つためには、高設定の台を打つしかありません。

ですが、現実的にホールにはほとんど低設定の台しかありません。それでも多くの台が稼働しているのは、まさに天井のおかげなんですね。

 

「あと2万円入れればとりあえず当たる」、そんな気持ちで設定1の台にじゃぶじゃぶお金を使っているわけです。

天井狙いをしているつもりで、踊らされているだけなんですよ。

 

基本的にスロットなんてどの台であっても、いつ当たるかなんてわからないものです。ところがそこに「天井」というワナがあることによって、打つ理由を見出してしまうわけです。

 

 

 

天井のメリット、本当にあるの?

そこまでしてみんなが狙っている天井、果たしてどれだけの価値があるでしょう。

 

確かに天井機能のある台が出始めた当初は、天井に到達することに少なからず恩恵がありました。「天井ストッパー」という言葉があるくらい、天井に到達するのは難しかったんです。そのかわり、天井に到達すれば高継続のARTに入ったり、たくさんのストックがあったりと、それなりの見返りが期待できたんですね。

 

ですが今の天井って、当たり前のように1日に何度も到達しますし、人を馬鹿にしているかと思うくらい出玉の少ないものが多いですよね。

 

「AT確定」とか「疑似ボーナス確定」とかいう台って、出玉にしたら50枚とか100枚とか、そんな程度ですよね。下手したらちょっとベルが重なったら取れる程度の出玉しかありません。

 

必死に天井までお金を入れたあげく、出玉59枚終了とか当たり前。ただたんにハマり回転数が0にリセットされただけ。それが今の天井です。

 

それなのに、みんなせっせとそれに向かって2万も3万も突っ込んでくれるんですから、ホールにとってこれほどおいしいことはありません。

 

 

 

スロット業界からみた天井の稼働への貢献度

スロットの稼働率を語る上で、天井の存在はなくてはなりません。

天井があるからこそ、みんな安心(?)してお金をつぎ込むわけです。実際、5.9号機の天井のない台は見向きもされませんよね。

 

それが6号機になって、天井機能が復活したことでまたスロット人気がぶり返す気配を見せているようです。

 

いったんなくした天井機能があっさり復活したのは、間違いなく「天井がないとスロットの稼働が落ちる」ということがわかったからです。

つまり、天井はユーザーへの救済機能ではなく、ホールへの救済機能なんです。天井があるから稼働が上がる、稼働が上がればホールが儲かる、ホールが儲かれば、遊戯者が損をします。

 

 

6号機に入って、「天井復活」「出玉速度アップ」「有利区間のループ」「低設定ほど爆発力あり」など、あの手この手でユーザー離れを食い止めようと必死になっています。

 

 

まあ結局のところ、それがスロットをしている人が望んでいることなんだ、ということなんでしょうね。

いつの時代も「ハイリスク・ハイリターン」を求めてしまう、それがギャンブルをする人の性(さが)なのかもしれません。

 

 

でも、ハイリターンの部分は、ホールの手で簡単にもみ消すことが可能ですから、実質、「ハイリスク・ノーリターン」の世界でもがいている、それがパチンコユーザーなんだということに、一人でも多くの人が気づいてほしいと願います。

 

 

コウジでした(^^)

 

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コウジ

小学生時代から親についてパチンコ屋に出入りをし、高校生時代には早くもパチンコ依存症を発症。

大学時代、社会人時代と依存症を悪化させ、作った借金は総額1500万円にのぼる。

22年間のギャンブル依存症生活を抜け出し、しあわせな日々を取り戻す。

依存症に苦しむ人たちに、依存症を抜け出す手助けをしたいとブログを開設。

 

コウジの依存症遍歴