SOGSテストを知っていますか?
ギャンブル依存症かどうかを図る診断テストとして、SOGSテストというのが有名です。
SOGSテスト(South Oaks Gambling Screen)とは、以下の12の設問に答えていき、その総合点でギャンブルへの依存度を図るというものですね。
参考:http://www.ibutake.com/sogs-test
僕も昔やってみたことがあります。
ですが、この診断でたとえ自分はギャンブル依存症だと判定が出ても、正直、「だからどうしろっていうんだよ」と感じたことを覚えています。
もちろん、この診断でギャンブルへの依存度を図ることができるのは間違いないんですが、そもそも、質問内容が明らかにギャンブル依存症の症状そのものですから、もうやらなくてもわかるというか、やる意味をあまり感じられないというのが、僕の感想なんですね。
むしろ、僕はもっと端的に、このひとつで自分がギャンブル依存症かどうかが100%わかるという質問を持っています。
それは
あなたは「明日パチンコ屋がなくなってもいい」と本心から思えますか?
です。
これは、別に専門家の人が考えた質問とかではなく、僕の経験から出てきた、究極の質問だと、勝手に思っています。
おそらく、パチンコなんてしない、しても趣味とか付き合い程度であってもなくてもいいと思っている人は、素直に「別になくなってもいいよ」と答えると思います。
逆に、どれだけ口では「もうパチンコなんてなくなってしまえ!」と言っていても、心の奥底で、「でも、本当になくなられたら困る」と思っている人は、ギャンブル依存症です。
本来、パチンコなんて普通の生活になかったものなんですよ。ないからと言って困るものではないものなんですよ。
それを、なくなってほしくない、なくなるのは嫌だと思うということは、パチンコを自分の生活の一部にしてしまっている証拠なんですね。
僕も依存症時代は、どんなにぼったくられても、どんなに人生が狂っても、どんなに「潰れろ!クソホール」とか憤っていても、じゃあ本当に明日パチンコ屋がなくなってもいいかと聞かれたら、「それは困る」と答えたと思います。
これこそが、ギャンブル依存症の本音なんですよね。
なくなれ!などとわめいていても、それはただ今日負けたことに腹を立てているだけで、パチンコというものそのものを憎んでいるわけではなかったんですよね。潜在意識の奥では、またお金が入ったらリベンジに行くぞっていうね、そういう心が消えることはなかったんですね。
ですので、あなたも僕みたいな考え方になってないか、一度自分の心の中を正直に見つめてみて下さい。
世間体とか、そういうのはなしにして、明日パチンコ屋がなくなっても全然かまわないと本気で思えるかどうかを自分に問いかけて見て下さい。
もし少しでも、「パチンコ屋がなくなったらいやだなあ」と感じている人は、その心をどうにかしないと、永久にパチンコから逃れることはできません。
なぜなくなったら嫌なのか考えてみよう
ではなぜパチンコ屋がなくなってほしくないのかを考えてみましょう。
・これまで負けたお金を取り返せなくなるだろ
・私の唯一の趣味を奪わないで
・ちゃんと節度を持ってやってるんだから、俺の勝手だろ
・別に誰にも迷惑掛けてないよ
人によって、いろいろな理由が出てくるでしょう。
ですが、こういった言い訳をする人ほど、借金を背負って苦しんでいたり、嘘でがんじがらめになってしまっていたり、本当は違う趣味や夢があったのに見失ってしまっていたり、家族やまわりに迷惑をかけていたりするんですよね。
はっきり言いいます。
「パチンコ屋がなくなったら困る」と思った人で、節度を持って遊べている人はいません。
仮に今は支障が出ていない人でも、そのうちに必ず道を踏み外していきます。
本当にパチンコと適切な距離感で生活できている人は、「別にパチンコがなくなっても困らない」と思うはずです。
ですので、今、もうパチンコをやめたい、これ以上苦しみたくないと思っている人は、「パチンコなんてなくなっても全然いいよ」と本心から思えるようになるまで、毎日セルフイメージを繰り返して下さい。
パチンコのない平和な世界に生きる自分を妄想して、演じ続けて下さい。
自分が脱ギャンブルができているかどうかがわかなくなったときは、自分自身にこの質問を投げかけて見て下さい。
「別にパチンコ屋なんてどうでもいいよ。早くなくなれば?」と思えるようになれば、あなたはもう大丈夫です。
自分の人生を取り返すことができますよ。
コウジでした。