依存症

ギャンブル依存症を改善する方法【まずは支払いから終わらせる】

ギャンブル依存症の末期の人は、手に入ったお金をすべてギャンブルにつぎ込んでしまいます。

 

頭の中では一応支払いの金額と残りの金額を区別しているのですが、それでもギャンブルに使う軍資金がなくなるといけないので、まずはホールに行って、「勝って十分な軍資金が確保できてから支払いをしよう」という考え方になってしまいます。

 

しかし大半は大負けしてしまい、支払いに必要なお金までギャンブルに使ってしまいます。

 

 

 

~動画でわかるギャンブル依存症の原因とその治し方~
▶その1:ギャンブル依存症の正体とその治し方
▶その2:依存症克服の邪魔をする現実への対処法
▶その3:ギャンブルをやめるには「やめる」をゴールにしないこと

 

ギャンブル依存症を緩和するために有効な方法

とにかく支払いだけは済ませてしまう

ギャンブル依存症からいきなり脱出するのは無理だとしても、緩和する手段として有効なのが、「とにかく支払いだけは絶対に済ませる」ことです。

 

だいたいの場合、支払いを後回しにしていいことがあった試しがないでしょう?

こんなに負けるなら、支払いしとけばよかったって後悔するのが関の山です。

 

それを後回しにするから負けるんです。支払いさえしっかり済ませておけば、それ以上悪いことは起こらないんです。

 

 

普通の感覚の人なら、支払いを済ませるなんて当たり前のことですよね。

 

 

ところが、ギャンブル依存症の人にとって、それは非常に難しいことなんです。

なにしろ、ギャンブルにはお金がかかります。資金が十分でないと、絶対に勝てないと思っています(資金が十分でも勝てないことには目をつむっています)。

 

ですから手にしたお金はできるかぎり軍資金として確保しておきたい衝動にかられてしまいます。

 

しかし、ギャンブル依存症を克服したいのであれば、とにかくまず支払いだけは済ませてしまうことだけを意識して下さい。

それをすることで、支払いのお金を使ってしまった時よりもはるかに後悔が少なくなることに気づくはずです。

 

 

支払いに消えたお金を後悔することはない

ギャンブルで負けたことを後悔することはあっても、支払いで消えたお金を後悔することはありません。

 

だってどうせ支払いをしなければ電気もガスもとまります。支払いをしなければ携帯もとまります。

家賃を払わなければ家に住むこともできなくなります。

 

 

人間というものは、必要経費にお金を払った後で後悔することは少ないんです。

 

 

例えば、最新の携帯電話を買うのに8万円払ったとしますよね。それで今その携帯電話を使っていて、「あー、これに8万円も使わなければよかった」といつまでも後悔していますか?たぶんしていないと思います。8万円払ったこともしばらくすれば忘れていると思います。

 

つまり、必要なものに払ったお金は、自分の意識の中から消えてしまうんです。

それを払ったおかげで生活ができているわけですから、後悔するはずもありません。

 

 

ですが、ギャンブルで使ってしまったお金については、必ず後悔します。なぜなら、本来なくなるはずのないお金だったからです。

そのせいで支払いができなくなり、携帯電話がとまってしまい、知人や会社の人に電話がとまっていることがバレてしまったら、なおさら後悔するはずです。「携帯だけでも払っておけばよかった」と。

 

 

支払いを先に済ませることで自分に変化が生まれる

支払いを先に済ませるという、普通の人なら当たり前のことができなくなっている依存症の人にとって、支払いをきちんと済ませるという行為を意識することは依存症脱出のひとつのきっかけとなります。

 

支払いを先に済ませると次のような変化が期待できます。

 

 

・パチンコで負けたけど、支払いだけは全部済ませておいたおかげで、負け額は2万円ですんだ。もし払ってなかったら絶対に7~8万は負けていたはずだ

・電気も携帯もつながっている、夜も安心して家に帰れる

・支払いをしたおかげで今月は人並みの生活ができている

・来月も支払いだけはしっかりとしよう

 

 

こうして最低限の常識的な意識が芽生えます。

それを継続していくと、さらによい循環が生まれます。

 

 

・支払いを済ませてあと3万円残ったな。パチンコ行こうかな

・結局先月も先々月も負けたんだよな。パチンコに行かなくても普通に生活できているんだから、わざわざこのお金を捨てにいかなくてもいいよなあ

・やっぱり打ちにいっちゃったけど、1万円負けでやめられた。残りの2万は、とりあえず銀行に戻しとこう

 

 

こうやって徐々に一般の感覚を取り戻せるようになってきます。

 

 

 

ギャンブルで大負けするのは「取り戻したいから」

ギャンブルで大負けする原因のひとつが、負けたお金を取り返したいという気持ちです。

支払いに必要なお金に手をつけてしまうと、もう取り戻さないといけないという選択肢しかなくなってしまいます。

後にひけなくなってしまうんです。

 

それが、ますますギャンブルから抜け出せなくなる原因となってしまいます。

 

ですが、支払いさえ済ませておけば、無理に勝負を続けなければいけない理由はなくなります。「今日は負けた」で済むのです。

 

だからこそ、支払いだけは先に済ませておくべきなのです。

 

 

まとめ

今回は、支払いとギャンブルについての考察を述べてみました。

 

僕自身、いつも支払いと軍資金のはざまで悩んでいました。

そして、やはり支払いを後回しにした時はいつも悲惨な目にあっていました。

借金が増えるのはいつもそういう時で、家に帰れない、電話に出れない、死にたいという悲惨な日々を繰り返していました。必死で借りれるサラ金を探し、なんとか借りれるところが見つかってやっと安心して眠れるという悪循環でした。

 

 

逆に、ふと支払いを先に済ませた月は驚くほどおだやかに生活できました。やはり使ってはいけないお金に手をつけることが、ギャンブル依存症に拍車をかけるんだなと身にしみてわかりましたね。

 

依存症を克服したい、でもなかなかギャンブルをやめられないという人は、とりあえず「支払いを先に済ませる」これだけでいいので実践してみて下さい。必ず自分にとってよい方向に状況が変わるはずです。

 

ぜひ参考にしてみて下さい。

 

-依存症


  1. 佐藤 より:

    警察官だった父親がしつこく言っていたことですが
    「絶対に国からは逃げられないから税金は払っておけよ」
    と言っていた意味が、今になってやっと理解出来ました。
    税金は延滞金つくし絶対に逃げられないけど、
    借金は合法的に免責が認められるんです。

    もし「ギャンブルでした借金は免責されない」と
    思っている人がいるとしたら、言っておきたいのが、
    それはそう思っているだけで生活費も間違いなくかかっているはずだし
    今後も生活費かかるんだから、生活再建の為に免責はおりるということです。
    今、借金でどうしようもない状態になっているとしても諦めないで欲しい。
    税金さえきちんと支払っていれば生活保護だって受けられるし、
    ギャンブルが原因で借金しても絶望しないで全てをやり直せる。

    自分も依存症で死にたいと思ったこと何度か有りましたが、
    今はもうとにかく普通に生きてパチ屋には行きたくないです。
    もう借金しようとか打つお金の工面とか考えるのすら嫌です。

    • コウジ より:

      佐藤さん
      素晴らしいお父様ですね。
      本当にその通りで、税金や電気代、ガス代、などのお金は絶対に免責されないんですよね。国民の義務として、誰も逃れられないんです。

      ですが逆に言えば、国民の義務としての支払いをしていれば、債務整理もできますし、生活保護も受けられます。様々な支援が利用できますね。

      どうせ払わないといけないなら、まず最初に支払いをすることで、度を超えてギャンブルに依存することはなくなるでしょう。

      今、佐藤さんが普通に生きることのしあわせを感じられているなら、それは素晴らしいことですね。その毎日が続けられることを応援しています(^^)

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著書

 

コウジ

小学生時代から親についてパチンコ屋に出入りをし、高校生時代には早くもパチンコ依存症を発症。

大学時代、社会人時代と依存症を悪化させ、作った借金は総額1500万円にのぼる。

22年間依存症を抜け出せなかったが、債務整理とネットビジネスに救われる。

依存症に苦しむ人たちに、依存症を抜け出す手助けをしたいとブログを開設。

 

コウジの依存症遍歴