パチンコ依存症を治すためには
パチンコ依存症を治したい。
その気持ちは強いのに、なかなか簡単には治らない。
そんな悩みを持つ人は多いと思います。
そこで、まず最初にできることから始めてみましょう。
それは、「正直であるように努力すること」です。
パチンコ依存症の人は、ほぼ100%、なんらかの嘘や隠し事を抱えています。
家族や恋人、友達、会社、誰かしらに嘘をついているでしょう。
パチンコ依存症は、そもそも自分以外の人に知られたくない病気です。その上、お金の問題も含んでいるため、どうしても嘘や隠し事を重ねてしまいます。
ですから、正直であることとは相反する病気と言えます。
そこで、まずは嘘や隠し事を少しづつ消していくことで、だんだんと普通の人と同じ生活に近づいていくことを考えてみましょう。
家族に正直になろう
例えば、今家族や奥さんに給料の金額を少なく伝えているなら、来月からは正直に金額を伝えて、お金を渡してみましょう。
なぜ嘘をつくのかと言うとパチンコに行くお金がほしいからです。
ですが、どうせ嘘をついて作ったお金でパチンコをしたところで、絶対に勝てません。
だったら、きちんとお金を渡した上で、堂々と今月のお小遣いをもらったほうが気持ちいいはずです。
その上で、どうしてもパチンコに行きたくなったら、正直に「少しだけパチンコしてきてもいい?」と伝えた上で行けばいいのです。
もちろんパチンコに行くことを勧めているわけではありませんが、嘘をついたり隠したりしてパチンコに行くよりは、全然状況がマシです。
仮に負けたとしても、パチンコに行く許可を得ているのなら怒られることもありませんし、負けた分を取りもそうと、必死にならなくてもいいわけです。
「負けちゃった」ですむ話です。
残業だと言って毎日パチンコに行っているひとは、「仕事が終わったから帰るよ」とまずメールを入れてしまいましょう。
そうすれば、帰るしかなくなります。嘘をつくよりよっぽど簡単なはずです。
嘘や隠し事を重ねていくから、自体が悪化するのです。
家族にばれないようにサラ金に手を出したり、友人に借りたりしなければならなくなります。
そこから嘘の連鎖がはじまるのです。
友達に正直になろう
友達に返すお金がないのなら、正直に言うことです。嘘をついたり逃げ回ったりすると、よけいに状況は悪化します。
それよりも、「ごめん、実はパチンコにハマってしまって、お金がないんだ。必ず返すから今月は待ってくれないか?」と正直に話したほうが、友達も「ああ、ええよ。はよ返してな」で済むかもしれません。
実際、パチンコにハマっている人は世の中にたくさんいます。なので、別に友達もさほどあなたの事を嫌いになったり軽蔑したりはしないでしょう。
逆にあなたの友達がパチンコにハマっていると聞いて、あなたはどう思いますか?たぶん、「そうなんや、どうせ勝てないからやめときや?」くらいの感想じゃないですか?
他人のことなんて、だいたいその程度なんです。
それよりも嘘をつかれたり騙したりされるほうが、よっぽど腹が立ちませんか?
大きな嘘ほど早めに解決しよう
今現在、すでに嘘が大きくなりすぎて打ち明けることができないと考えている人もいるでしょう。
僕もそういう人間だったので、その気持ちはとてもよくわかります。
もはや正直に言えるレベルではない。そう考えていました。いや、実際そうでした。
それでも、結局はもっと事態が悪化してからバレるべくしてバレるのです。
僕も多額の借金が母にバレた時は大変でした。怒られもしましたし、大喧嘩にもなりました。それでもバレた日の夜には、すべての心のモヤモヤが晴れました。次の日には新たなスタートを切ることができました。
借金を打ち明けたことで、堂々と家に帰ることができるようになりました。
どうやって借金を返していくか、母も一緒になっても考えてくれました。
結局、自分の中で抱えている悩みなんて、「バレるのが怖い」その程度のものなのです。
どうせバレます。
もう一度言いましょう。どうせバレます。
ですから、今よりも事態が悪化するまえに、自分から打ち明けましょう。心から謝りましょう。怒られても自業自得だと受け入れましょう。
そうすれば、2,3日後には心の悩みは消え去ります。すべてが前向きに考えられるようになります。
バレてよかったと思えるはずです。
嘘をつき続けようとするから状況が悪化するのです。
パチンコに行っていること、パチンコで負けたことをごまかそうとするから、泥沼にハマっていくのです。信用を失い、お金を失い、すべてを失うのです。
まずここを理解して、少しづつでもいいので嘘を減らしていく努力をしてみましょう。
「うそをついたら地獄に堕ちる」は本当
子供の頃、「うそをついたら地獄に落ちるよ」と教えられましたよね。
あれは本当の話です。
ただしあの世の話ではありません。今、生きているこの世での話なのです。
あなたも身をもって体験しているはずです。
そしてもう十分反省しましたよね。それでいいのです。
さあ、今日からは正直でいられるように、また頑張りましょう(^^)