僕らは時間とひきかえにお金をもらっている
例えば、1万円を稼ごうと思ったら、時給1000円でも10時間、自分の時間と労力を費やす必要があります。
しかもその10時間は、つらいことや悲しいこと、腹の立つこと、疲れること、色々なものがしみついた10時間なんです。
ところがパチンコ屋にいれば、その1万円はわずか30分で消滅します。僕らの人生の時間である10時間をあっという間に吸い取られてしまうわけです。
お金というのは、見た目は紙切れです。国が、「この紙には価値があるよ」と言っているから価値があるだけで、実際にはただの紙切れなんですよね。
でも、その紙切れはタダで手に入るものではありません。僕たちの人生の時間の対価として、やっと手にしたものなんです。
つまり僕たちは、ただお金を失っているだけではなく、自分の寿命を削ってパチンコ屋に貢いでいるのと同じなんです。
悪魔はこう言います。
「お前の願いを叶える代わりに、寿命を半分頂こう」
ただし、願いは叶いません。ただ、寿命が減るだけです。
ホールというのは、僕たちが必死で働いて得たお金を、一瞬で吸い上げる空間なんです。しかもなんの対価も得られない、ただお金を吸い上げられるだけの世界です。
悪魔だって、寿命をもらう前には願いをかなえてくれます。しかし、パチンコ屋は願いすら叶えてくれません。楽しみすら与えてくれません。
ですがギャンブル依存症の人は、そこを楽しい空間だと錯覚しています。勝てるかもしれないと錯覚しています。
みんな平静を装いながら心の底では震えている、これこそ本物の地獄なんじゃないでしょうか。
パチンコ屋が目指すのは錯覚と陶酔の世界
パチンコ屋は、いかに楽しいと錯覚させるか、いかに勝てると勘違いさせるかという商売です。
きらびやかに装飾し、大仰にドル箱を重ね、光と音でにぎやかに演出する。ですがその実態は、ただの無限貯金箱です。
楽しんでいるつもりで、勝負しているつもりで、骨の髄までしゃぶられます。
感覚を麻痺させられた状態で、自分の人生の対価であるお金をどんどん捨てていき、そこで得られるものはなんでしょうか。
わざわざそこに行く必要はありません。
あなたには、パチンコ屋に行かないという選択肢があります。自分の人生の時間を、パチンコ屋に貢ぐために使ってはいけません。
あなたの人生はあなたのものです。ぜひ、パチンコ屋に行くことのバカバカしさ、くだらなさ、恐ろしさに気づいて下さいね。
コウジでした(^^)/